今週の華たより②

2017.07.09

こんにちは。華道部です。

今週の作品は、第四応用立真型・盛花という基本立真型の真・副・控の副を取り去ったもので生けました。真と控のみなのでとても簡単で軽快なのが特徴です。

高校2年生が生けた作品がこちらです。花と錦木とバラを使って生けました。最近は自由花を生けることが多かったので、久しぶりにシンプルな作品を生けることができ、改めて良いなと感じました。

これからも華道の魅力を伝えられるように頑張ります。

卒業生の活躍

2017.07.07

2015年度の卒業生西野成美さんの論文「随所に見るKの息吹『こころ』Kに関する一考察』が早稲田現代文学研究に掲載されました。母校を訪れてくれた西野さんにお話を伺いました。

 

Q 大学一年生での論文掲載は異例の快挙と思われますが、経緯をお話しいただけますか?

A 一年次の必修の授業で、夏目漱石の著作に関するレポートを課されたのがきっかけです。提出したレポートを教授が授業内で取り上げて下さった上、「内容が面白いから僕の所属する学会に出してみないか」と勧めて下さり、レポートを論文として発表することになりました。内容を膨らませたり査読(学会誌に発表する価値があるかどうか審査することです)があって緊張したりと大変な毎日でしたが、助教や大学院の先輩などに指導していただいた結果、何とか論文として形にすることができました。

Q すぐれた先生や尊敬できる先輩との出会いがあったのですね。執筆や発表に際してどのような発見やおもしろさがありましたか?

A 本当にたくさんの方々にサポートしていただいて完成した論文なので、心から感謝しています。実は大学に入って初めて書いたレポートが論文になるということでしたので、執筆はかなり大変でした。ですが毎週のように図書館へ行き、何十冊もの文献に触れる中で、研究者たちの様々な視点を学ぶことができました。もともと読書は大好きなのですが、研究論文や評論といったジャンルの本にも魅力が詰まっていることを発見できたと思います。

Q 女学館でのどんな学びが今の自分を支えていると思いますか?

A 私は国際学級出身なのですが、日本語でさえ扱うのが難しいテーマを英語で扱う機会があり、そのようなテーマについて自分の意見を書く時は常に”more specific(もっと詳しく)”と言われていました。6年間それをやりつづけるのは帰国子女でない私にとってはかなり辛かったのですが、今では納得のいくまで妥協せずに探求しつづけていくことの原動力になっているなと感じます。また、部活や委員会活動を学業と両立してやってきたことで身についた継続力と粘り強さが、大学一年で急に論文を書くことになっても諦めずやり遂げられた要因になっているのではないかと思います。

Q 大学入学後、印象に残った体験をご紹介ください。

A 様々なイベントを経験した中で一つ挙げるのは難しいのですが、最も印象的だったのは5月に行われた「本庄―早稲田100キロハイク」です。部活を引退してから3年経ち、衰えた体を再度奮い立たせようと臨んだのですが、100キロ(実は125キロです)という途方もない距離を二日間で歩き切るのはやはり無謀で過酷でした…。ですが厳しい暑さと絶望感を味わったあと、ゴールの大隈講堂に辿り着いた時の達成感は言葉では表しきれないものでした。人生で初めて、自分の限界を超える経験をしたと思います。

Q 後輩へのメッセージをお願いします。

A 皆さんに伝えたいことは一つだけです。それは、今の自分の能力よりも少し高いレベルのものにチャレンジしてほしいということです。達成できたら自分を褒め称えられるし、失敗してもそこまでの挑戦の過程で自身の成長を実感できるからです。勉強でも、スポーツでも構いません。こんなことを言っている私自身、挑戦するときは怖いし後悔することもあります(100キロハイクのように…)。でも挑戦する気持ちを持ち続けていれば自分を応援してくれる人が必ずいるので、少し難しいことに積極的に取り組んで自分を高めていってもらえたらいいなと思います。後輩の皆さんのご活躍をお祈りしています。

国際的視野の育成  ~ボストンからの留学生~

2017.07.01

今年も6月の2週間、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン郊外のデーナ・ホール・スクールから、2名の留学生が女学館に来校し、高一と高二の国際コースのクラスに所属し、生徒たちと共に授業を受けました。互いに知的好奇心をいっぱいに開花させ、刺激を与え合い、クラスメイトとして絆を結びました。留学生からのメッセージを原文と訳文でご紹介します。

Being my first time to visit Japan- often defined to foreigners as a place with so many rules – I was extremely nervous and had no idea what to expect. What I was greeted with, though, was a kind community of people who were patient and kind as I tried to learn more about Japanese culture. I received advice on how to act in Japan from my classmates, other students helping me learn the Japanese language, and everyone cheering me along the way. Every class at TJK has its own personality to it, I think a word to stand for all of the school’s students is “caring.” The students care about their studies, care towards their friends, and the school puts great care into keeping both Japanese and TJK traditions alive. I could have gone on an exchange to any Japanese school throughout the country. But the people here are irreplaceable and I can say with certainty that I would not have learned as much about Japanese school life and culture without them.

多くの厳しいルールがあるという日本を初めて訪問することで極度に緊張し不安だった私を迎えてくれたのは、優しく親切な人々のコミュニティーで、私が日本の文化を学ぼうとするのを助けてくれました。クラスメイト達は日本での過ごし方をアドバイスしてくれ、日本語を教えてくれる人もいたり、そして皆が今日まで励まし支えてくれました。クラスごとにそれぞれの個性・カラーがありましたが、この学校のどの生徒達にも共通して言えることは「思いやりがある」ことです。皆が、友達を思いやり、勉強を大事にしています。学校全体が、日本と東京女学館の伝統をとても大切にしていることを感じました。彼らのお陰で、日本の学校生活と文化を体験し、多くのことを学ぶことが出来、かけがえのいない経験となりました。

 

I’ve had a great experience during my stay at TJK. The students and teachers helped me a lot when I needed them. Also, my classmates were so kind to me and assisted me to adjust to the new environment. I’ve learned so much at TJK. It was not only finding the differences between American style education system and Japanese style education system, but also realizing the importance of teamwork and good manners. From English classes to the flower arrangement class, everything is so well organized here. Additionally, I’ve tried many new things and experienced many “First-times.” Going to a Noh play with my classmates, attending different classes, wearing yukata and so much more. Lastly, I want to say “thank you” to the students and teachers who helped me feel comfortable at TJK, and my warm host families who made me feel like home. You made my days for the past two weeks. Most importantly, I’m glad to be here and find a group of people that I know I can rely on and to be friends with. I will never forget this experience.

東京女学館での滞在は私にとって素晴らしい経験となりました。困った時には皆が助けてくれ、特にクラスメイト達は私が新しい環境に慣れるためにとても親切にしてくれました。アメリカと日本の教育システムの違いが分かっただけではなく、チームワークと礼儀の大切さに気付くことが出来ました。ここでは授業から華道体験まで、様々なことがきちんと丁寧に構成されています。日本での授業や能楽鑑賞、浴衣の試着など、沢山の初めての経験をすることも出来ました。最後に、この2週間、私が快適に過ごせるよう気遣って下さった生徒の皆さんや先生方、まるで自分の家にいるように感じさせ受け入れて下さった温かいホストファミリー、皆さんに感謝しています。ここに来られて多くの人に出会えたことを、本当に嬉しく思っています。一生忘れられない経験となりました。