東京女学館の設立目的は、1888(明治21)年6月、東京府(現在の東京都)に提出した「女子教育奨励会東京女学館規則書」に記されています。
本館ハ、日本婦人ヲシテ、欧米ノ婦人ノ享有(きょうゆう)スル所ト同等ノ教育、及ヒ家庭ノ訓練ヲ受ケシムルヲ以(もっ)テ、目的トス。
(現代語訳:東京女学館(の設立)は、日本の婦人に、欧米の婦人と同等の教育、および家事全般の訓練を受けさせることを、目的としています)
文面から、欧米列強に対する強い意識が伝わってきます。当時の日本は、欧米列強に突きつけられた不平等条約を改正するため、富国強兵・殖産興業を合言葉に、国をあげて近代化に取り組んでいました。
しかし、明治政府の高官たちは、婦人同伴の鹿鳴館外交を通して気付きつつありました。近代化を本当に実現するには、男性だけでなく女性の育成も欠かせないことを。欧米婦人と対等に交際できる日本婦人を育成するために、国際基準の女子教育を受けさせたい。これが、東京女学館の設立に係わった人々の想いだったのです。

どのような人々が東京女学館を支え、今日に至っているのか。
東京女学館は、どのように伝統をはぐくんできたのか。東京女学館の歴史を振り返ってみます。

OG、関係者の皆様へ。資料の寄贈のお願い

卒業生の思いを、末永く学校に伝えていきたい。”創立130周年を期して、東京女学館は、卒業生のみなさまが持っている歴史 資料の収集事業に取り組みます。
歴史資料とは、東京女学館の記憶を思い起こさせる「思い出の品」です。学校で使っていた教科書、ノートや用具、学校時代の作品、あるいは当時の写真などをお持ちでしたら、学校への寄贈をご検討ください。優れた作品でないからと、躊躇する必要はありません。普段の何気なく使っていたものだからこそ、重要なのです。みなさまの記憶の中の学校を、我々は直接は見ることができません。その「思い出の品」を通してしか、見ることができないのです。
みなさま一人一人の「思い出の品」が寄せられて、はじめて東京女学館の歴史を再現することができます。なにとぞ、母校への愛着を「思い出の品」としてお寄せください。史料編纂室が保管し、みなさまの思いを、末永く学校に伝えてまいります。

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