中1総合学習 ~福祉体験学習~

2017.10.27

10月19日(木)の総合学習において、中1は福祉体験学習を行いました。学年を3グループに分け、車椅子体験、アイマスク体験、高齢者疑似体験をしました。

車椅子体験の感想…お互いが車椅子に乗って押し合うことで、介助する時に意外な大変さがあることが分かりました。車いすの操作に慣れず、段差では押す側、乗る側共にひやひやしました。街で車いすの方を見かけた際には、必要な手助けができるようになりたいです。

アイマスク体験の感想…方向感覚が失われてしまうこと、実際には何もないところに物があるようにも感じられることから、歩くのがとても怖かったです。バリアフリーなど、障害を持った方が暮らしやすいような工夫が社会に必要だと思いました。

高齢者疑似体験の感想…特に指先で細かい作業をすることに苦労しました。危険な場面でも素早く動くことができないのも、大変なストレスであることが分かりました。

 

中2 弁論大会 ~14歳の主張~

2017.10.26

10月の中旬、中2はホームルームの時間に講堂にて弁論大会を行いました。この行事は、中学校の各学年で年に一回行われる行事です。生徒たちは、国語の授業で意見文の書き方を学び、自分なりのテーマを決めその作成にあたります。意見文が出来上がると、クラス内の班に分かれ互いの意見文を読みあい、その中での代表を決め、さらにクラス内予選を経てクラスの代表を決めます。そして、クラスの代表となった生徒は学年全員の前で意見文を発表し、学年の教員と国語係の生徒の審査により、順位を競います。以下は第一位に選出された生徒の感想です。

私は、「歩きスマホのできない機能を、どのスマートフォンにも搭載するべきである。」ということを題材にしました。その理由は、歩きスマホによる事故は、私たち中学生でも起こす可能性のある、とても身近なものだからです。私たちでも加害者になり得る事故があり、それは一人一人の心がけでなくなるのだということを学年のみなさんに伝えることができて良かったと思います。また、私は、弁論大会とは弁士が学年の生徒の前で自分の意見を主張する孤独なもののように思っていました。しかし、実際はそうではなく、真剣に聞いてくれる学年のみんなや先生方、そして、一位に選ばれたときに喜んでくれた仲間たちに支えられて、弁士が主張する意見を共有する場でした。今回の弁論大会は、一生の思い出に残るものでした。ありがとうございました。

中3 社会貢献学習 ~グローバルフェスタの見学~

2017.10.10

中3の社会科では社会貢献学習というプログラムを行っています。9月30日(土)、10月1日(日)にお台場センタープロムナードで行われたNGO法人の祭典「グローバルフェスタ」をグループ毎に見学しました。この後、生徒たちは興味、関心を持った各団体に訪問を申し入れ、調査、研究した成果を3学期にパソコンのプレゼンソフトを用いて発表していきます。毎年、国際社会の最前線で活躍中のNGO法人の方々に生徒たちを温かく受け入れていただき、現代社会の抱える諸問題と自分がどう向き合っていけるか、聞き取り体験を通して学ぶ貴重な機会となっています。以下に、グローバルフェスタに参加しての生徒の感想をご紹介します。

たくさんのボランティア団体があり、どの団体もみんな人のために働くという姿に圧倒されました。貧困・戦争・病気への感染など、世界中で起きている問題に目を背けずに行動することは素晴らしいことであって、私たちも見習わなければならないと思いました。授業では体感できないことを多く学ぶことができ、私にとってはとても刺激になり、将来自分もこういった活動に参加してみたいと強く感じました。

日本に暮らしている私たちは、食べたい物をいつでも食べられ、教育を受けることも当たり前だと思って生活しています。しかし、世界中には食べ物も満足に食べられず、餓死してしまう人がたくさんいるということを今回の見学を通して改めて実感しました。どのように困っている人がいるのかが具体的に理解できるようになり、困っている人々を助けたいという気持ちを強く持つようになりました。

 

中1福祉体験 事前学習

2017.10.04

本日、中1は10月19日(木)に行われる福祉体験の事前学習を行いました。講義では、現在の日本が抱える少子高齢化による問題点や、社会保障制度について改めて考える機会を得ることができました。長寿社会文化協会の榊先生による高齢者体験のガイダンスでは、実際に学年教員が高齢者体験のできる器具を装着し、当日の注意点や体験学習の意義などを説明していただきました。

 

社会科体験講座「みずほ銀行職場見学会」

2017.09.15

9月11日(月)に「みずほ銀行職場見学会」が行われ、中3から高2の生徒18名が参加しました。

通常は見学することのできない、銀行の本店内やディーリングルーム見学を特別にさせていただける、東京女学館のための特別プログラムです。女学館の生徒にあわせて、女性キャリアに関する講演もしていただきました。以下に参加生徒の感想を紹介します。

中3生徒の感想…銀行というとお金を借りたり、私たちがお金を預けるためだけにあるイメージでした。実際は、海外進出をしたい企業のサポートや老後の資産運用など様々な分野のお客様をサポート、手助けすることに取り組んでいる企業だということが分かり、これまでのイメージが大きく変わりました。みずほ銀行の社員さんはとても優しくて、社員食堂のメニューが知りたい、というようなくだらない質問にも丁寧に答えてくださり、とてもありがたかったです。女性のキャリアについても、講演してくださった方自身の経験をもとにした具体的なお話を聞くことができ、参考になりました。特に、英語と日本語の壁に苦しんだけれど、恐れずにチャレンジすることで度胸がついたという話が印象に残り、いつも失敗することを心配して一歩を踏み出せない私にとってとても参考になり、挑戦することをためらわないように頑張ろうと思えました。オフィスがとても広く、綺麗で緊張しましたが、このようなめったにない体験をさせていただき視野が拡がりました。企業を見る目の土台になったと思います。

高1生徒…銀行の仕事はドラマを通してしか見たことがなかったので、今回見学してお話をうかがったことで、初めて銀行の仕事内容について知ることができました。銀行というとお客さんのお金を預かって、そのお金を他に貸し出しているというイメージが強かったですが、それだけでなく為替などの取引や世界各国にある拠点で貸出・営業を行うなど、銀行の仕事といっても様々なことがあるのだと分かりました。特に印象に残ったことは、ディーリングルームという為替などの取引が行われている場所を見学したことです。直接取引の様子を見られて、銀行の仕事を間近で感じることができました。また、「女性のキャリア」についてお話をうかがって、女性が働く際、仕事と家庭の両立をすることは難しいけれど、リスクを恐れずに挑戦することは大切なのだと感じました。今回の見学では、銀行について知れただけでなく、働き方や将来について考える機会になりました。

 

平和教育 ヒロシマ研修旅行

2017.09.09

本校では、原爆が投下された8月6日にあわせて、隔年で「ヒロシマ研修旅行~ヒロシマのこころも学ぶ旅~」を行っています。4回目となる今年は、中2から高2までの10名が参加しました。

8月5日(土)13時ころ広島に到着。まず被爆者の方の体験講話をうかがいました。72年前、その一瞬で自分の母親、兄弟は無残な姿変わり果て、あたり一面は焼野原と化しました。その焼野原の中をひとりで、父を探してまわったそうです。そこで目にしたのは、自分の住む街が跡形もなく失われた風景と、人の姿を失った人々の死体…。小学校5年生のときのつらい体験談を、言葉を選びながら、ひとりひとりに届くように大きな声でお話ししてくださいました。お話のあとは、沖縄県や岐阜県など各地から集まった小・中・高校生がそれぞれグループに分かれ、意見交換を行いました。その後、広島平和資料館を見学。昨年5月にオバマ大統領から送られた折り鶴も見ることができました。

 

6日(日)は、朝8時から「広島市原爆死没者慰霊式並平和祈念式」に参列しました。広島市長による「平和宣言」では、7月に国連で採択された「核兵器禁止条約」に触れ、核兵器のない世界の実現に向けて、日本を含めた各国政府の前進を要請する内容になりました。その後、広島被爆者援護会主催の献花・献水式に参列。高2の生徒が本校の代表としてスピーチを行いました。その後周辺の見学、昼食には広島名物のお好み焼きを食べました。そしてフェリーに乗って宮島に向かいました。厳島神社を拝観したあと、島内を散策。本来は宮島宿泊の予定でした。しかし、大型台風5号が迫っていたために市内宿泊に変更。宮島の滞在時間は短くなってしまいましたが、それぞれ自由におみやげなどの買い物などを楽しみました。市内に戻ると、まだ平和のイベントが続いていました。ライトアップされた原爆ドームの近くでは、たくさんの人々が平和を祈りながら、とうろう流しを行っており、それをみんなで眺めながら、改めて平和を祈る人々の思いに心を動かされました。

献花・献水式の生徒のスピーチ(高校2年生)

私たちは昨日、この広島を訪れ、被爆された方からお話をうかがったり、原爆資料館を見学したりしました。その中で私たちは、今までに知らなかった原爆の恐ろしさを知ることができました、平和資料館では、原爆が投下された背景や、現在進められている平和活動を知ることができました。負の世界遺産である原爆ドームを見たとき、あんな立派な建物が一瞬にして無残な姿になってしまったとわかり、改めて核兵器の恐ろしさを知りました。今までは、「聞いた知識」として知ってはいたけれど、実際の原爆ドームは広島の市街の中に、まるでそこだけ原子爆弾が落ちた瞬間に時が止まってしまったようで、私は強い衝撃を受けました。その瞬間から、私の中で何かが変わっていくのを感じました。ニュースや新聞を見ても「ヒロシマ」や「平和」などの言葉に意識が向くようになりました。これが、本当に平和について関心を持つということだと思いました。それとともに、世の中の出来事について考えるとき、今までの視点だけではなく、私が知らなかった新しい視点があるということに気づかされました。私が衝撃を受けたように、周りの人にも戦争や平和について関心を持ってもらいたいと思います。何より、戦争はいつ私たちに起こるかわからないことです。それに対する危機感を持つためにも、知らなくてはならないことなのです。周りの人たちに、私から伝えるだけではなく、現地へ赴き、その体で実感して欲しいと思います。この旅が終わり、東京に帰ったら、最初に、この旅行で感じた衝撃や知った知識を、両親や友人に伝えようと思います。今回ヒロシマを訪問したことをきっかけに、これから日常生活に戻ったとしても、唯一の被爆国である日本のあるべき姿について、考え続けて行きたいと思います。

  

最終日7日(月)は、朝から雨が降り出しており、このまま強まることが予想されたため、予定より早い新幹線に乗って帰京しました。天候により、今回のヒロシマ研修旅行は、かなり行程を削ることになってしまったことは残念でしたが、その分講話や式典など、見たもの、聞いたお話が深く印象に残る旅となりました。

生徒の感想(中学生)…私は今回初めて広島を訪れました。図書館などで読んだりした本の中には、とても悲惨で恐ろしいことがたくさん書かれてあったけれど、本当にこんなことがあったのか、と率直に受け止めることが出来ませんでした。しかし、当時の写真、展示してあった服やビン、かわらなど、いろんなものを見ていくうちに、だんだんと現実に、本当に、あったんだと思えるようになりました。今まで、戦争中の写真は、白黒写真しか見たことがなかったけれど、初めて、やけどを負った少年のカラー写真を見て、原子爆弾のむごさを知ることができました。被爆者の瀬木正孝さんのお話を聞いて、心に残った言葉がいくつかありました。それは「おろかな戦争をしたために、多くの人が亡くなり、犠牲になっている」という言葉です。“原子爆弾を落とした方が悪い”のではなく、おろかな戦争をしたこと自体が悪い、という考え方が、とても納得できると思いました。観光もして、お好み焼きの作り方をはじめから見て、食べることができたので嬉しかったです。宮島はフェリーで行きました。シカがそこらじゅうにいて、東京では考えられないことだったので、とても驚きました。おみやげはもみじまんじゅうやクッキーなどを家族や親せきに買いました。もみじまんじゅうとひとことで言っても、たくさんの種類があり、とても迷いました。雨(台風)のため、宮島の宿泊はキャンセルとなってしまいましたが、楽しい思い出をたくさんつくることが出来たので、よかったです。3日間を通して、原爆のことやお好み焼き野球のカープなど、たくさんのことを知り、学ぶことができました。記念祭では展示発表もあるので、頑張りたいと思います。

生徒の感想(高校生)…最初は、観光もできて楽しそうだな、と思っていたけれど、初日、討論会や資料館などを見て、ここ広島では、平和の尊さをこんなにも伝えてくれる場所なんだ、と思いました。教科書やテレビを通して見るのと違って、実際に目にすると緊張感もありました。建物の大きさや雰囲気を間近で感じられるし、細かい部分も見ることが出来ました。移動のタクシーの中で、運転手さんが、広島についてたくさん教えてくださったことも印象に残っています。年配の方だったので、実際に疎開した話を聞いたり、広島の通りが滑走路に使われていたということを聞いたり、橋をデザインした人のことを聞いたり…とよかったです。厳島神社のお土産には、お守りとおしゃもじを買いました。ご朱印を書いてくれるところもありました。意外とそこに進んでいく人が多かったので今度私も書いてもらおうかと思います。今まで私は平和学習を学んだあと、親に伝える、ということはしていませんでした。親の世代ならもう知っているんじゃないかと思っていたからです。でも、今回の研修から、伝えることは大事なことだと学びました。広島の原爆ドームを見て、素直に感じたこと、討論会で聞いたこと、資料館で見た内容など、伝えられることはたくさんあります。私の親は広島に来たことが無いと思うので、ぜひこの話をして、広島について知ってほしいです。また、私もこの貴重な体験を忘れずに、覚えていたいと思いました。

夏の体験講座 カエルの解剖

2017.07.29

実験や観察を中心とした授業で、生徒の自然科学への興味関心を喚起するのが、女学館の理科教育の特長です。授業にとどまらず、体験講座でもより高度な実験を行っています。今回は、カエルの解剖実験を行いました。一般に行われるツメガエルの解剖ではなく、ウシガエルを使った解剖実験で、臓器や筋肉の様子や機能をより分かりやすく観察することができます。講座の初めには、命を戴いての体験であることの意味を全員でよく考え、体験がスタートしました。以下に講座に参加した中3生徒の感想をご紹介します。

私がカエルの解剖に参加するのは二度目でしたが、たまたま一度目はメス、今回はオスの解剖で、新たな発見もありました。私が特に驚いたのは、カエルの心臓が取り出した後もしばらく動き続けていたことです。班によっては、取り出した段階で心臓が動かなくなるカエルもいて、オスとメスではメスの方が生命力が強いように感じられました。新たに知ったこととしては、片方の肺を押すともう片方の肺が膨らむということや、神経に電気刺激を与えると筋肉が動くということです。「百聞は一見にしかず」と言うように、教室で教科書と向き合って覚えた知識よりも、実際に自分の手で解剖し、自分の目で見て体験したことの方がずっと多くのことを学ぶことができるなと思いました。これまでの授業でも、魚やブタの目の解剖など、日々体験を通じて学んできましたが、今回のカエルの解剖では、生物の一個体全体についてより深く学ぶことができました。講座の最後には、カエルへの感謝の気持ちを込め、全員で弔い黙祷を捧げました。解剖は苦手な人もいて、好き嫌いが分かれますが、私はとても良い学び方だと思います。また体験講座で解剖の機会があれば参加したいと思っています。

2学期学習講座 お知らせ配布

2017.07.19

本日、2学期の学習講座・体験講座のお知らせを配布しました。申し込み期間は2学期始業式から9月8日(金)までです。夏休みの間に、受講する講座を検討しましょう。

【2学期学習講座・体験講座】

英語 国語
中2 英文法基礎 受験対策古典
Science English センター対策 国語・現代文
センター試験対策(英語) 漢文
大学受験総合英語演習(中堅~難関大学) 現代文(評論)問題演習
英語入試ライティング個別対策講座 古典文法総復習 その2
高校長文読解 数学
高校英文法 (中級) 大学入試問題演習 ~数学ⅡB~
高校基礎英文法 数学Ⅲ計算演習
基礎リーディング 数学Ⅲ演習
中3英語 基礎 大学入試問題演習(大学への数学より)
中3 Grammar 基礎 数学ⅡB演習
タブレットで多読講座 高校教科書の復習
TOEFL対策講座 数学Ⅱ 演習
英語で古文を読む 中3 数学基礎演習
Cinderella in the Movies 中3 数学演習 (標準~応用)
Grade 10 English Conversation 中2 数学演習
Getting to Know the UK - part 2 中1 数学演習
Speaking & Writing 理科
Intro to Aviation 物理の演習  [波動・電磁気編]
社会 無機化学徹底マスター講座
日本史B センター試験問題演習 秋の入試化学演習
世界史B 入試問題演習(私大) 入試頻出問題演習(生物)
世界史B 論述問題演習 高二 物理
日本史B 論述問題演習 ハイレベル入試演習化学
高三地理 大学入試問題演習 体験
センター対策 地理 韓国語講座
高二 世界史① 博物館・美術館の素敵なモノを見てみよう!
高二 世界史② English Lunch
ニワトリの解剖
プール開放

卒業生の活躍

2017.07.07

2015年度の卒業生西野成美さんの論文「随所に見るKの息吹『こころ』Kに関する一考察』が早稲田現代文学研究に掲載されました。母校を訪れてくれた西野さんにお話を伺いました。

 

Q 大学一年生での論文掲載は異例の快挙と思われますが、経緯をお話しいただけますか?

A 一年次の必修の授業で、夏目漱石の著作に関するレポートを課されたのがきっかけです。提出したレポートを教授が授業内で取り上げて下さった上、「内容が面白いから僕の所属する学会に出してみないか」と勧めて下さり、レポートを論文として発表することになりました。内容を膨らませたり査読(学会誌に発表する価値があるかどうか審査することです)があって緊張したりと大変な毎日でしたが、助教や大学院の先輩などに指導していただいた結果、何とか論文として形にすることができました。

Q すぐれた先生や尊敬できる先輩との出会いがあったのですね。執筆や発表に際してどのような発見やおもしろさがありましたか?

A 本当にたくさんの方々にサポートしていただいて完成した論文なので、心から感謝しています。実は大学に入って初めて書いたレポートが論文になるということでしたので、執筆はかなり大変でした。ですが毎週のように図書館へ行き、何十冊もの文献に触れる中で、研究者たちの様々な視点を学ぶことができました。もともと読書は大好きなのですが、研究論文や評論といったジャンルの本にも魅力が詰まっていることを発見できたと思います。

Q 女学館でのどんな学びが今の自分を支えていると思いますか?

A 私は国際学級出身なのですが、日本語でさえ扱うのが難しいテーマを英語で扱う機会があり、そのようなテーマについて自分の意見を書く時は常に”more specific(もっと詳しく)”と言われていました。6年間それをやりつづけるのは帰国子女でない私にとってはかなり辛かったのですが、今では納得のいくまで妥協せずに探求しつづけていくことの原動力になっているなと感じます。また、部活や委員会活動を学業と両立してやってきたことで身についた継続力と粘り強さが、大学一年で急に論文を書くことになっても諦めずやり遂げられた要因になっているのではないかと思います。

Q 大学入学後、印象に残った体験をご紹介ください。

A 様々なイベントを経験した中で一つ挙げるのは難しいのですが、最も印象的だったのは5月に行われた「本庄―早稲田100キロハイク」です。部活を引退してから3年経ち、衰えた体を再度奮い立たせようと臨んだのですが、100キロ(実は125キロです)という途方もない距離を二日間で歩き切るのはやはり無謀で過酷でした…。ですが厳しい暑さと絶望感を味わったあと、ゴールの大隈講堂に辿り着いた時の達成感は言葉では表しきれないものでした。人生で初めて、自分の限界を超える経験をしたと思います。

Q 後輩へのメッセージをお願いします。

A 皆さんに伝えたいことは一つだけです。それは、今の自分の能力よりも少し高いレベルのものにチャレンジしてほしいということです。達成できたら自分を褒め称えられるし、失敗してもそこまでの挑戦の過程で自身の成長を実感できるからです。勉強でも、スポーツでも構いません。こんなことを言っている私自身、挑戦するときは怖いし後悔することもあります(100キロハイクのように…)。でも挑戦する気持ちを持ち続けていれば自分を応援してくれる人が必ずいるので、少し難しいことに積極的に取り組んで自分を高めていってもらえたらいいなと思います。後輩の皆さんのご活躍をお祈りしています。