|
尾上柴舟 作詞 小松耕輔 作曲 |
||
|
開化のひかげあたらしく てらしわたれる虎の門 つらねて入りしむらさきの 袖のにほひもむかしにて うつろふ鳥のはねざはの みどりにはゆる学びやに くつおとかろく通ひきて 集ふ日ごとのたのしさよ |
ふたたび来つるあけぼのに 生れあひたる友とわれ 正しく清くしとやかに 明るくつよくすこやかに こころをみがき身をきたへ あさよりひるとめぐらせて 平和のひかりくまなくて 夕べをしらぬくにとせむ |
|
| クリックするとお聞き頂けます |
現在の校歌(館歌)が制定されたのは終戦間もない1948・昭和23年です。女学館創立60周年記念式で初めてこの校歌が披露されました。
作詞の尾上柴舟先生は1876・明治9年岡山県津山生まれの歌人・国文学者・書家です。東京帝国大学卒業後、東京女子高等師範、学習院の教授を歴任。校歌を作詞したこの年は72歳で、東京女学館の講師として古今和歌集・新古今和歌集を講じ、書道の指導もされていました。(昭和22年から27年まで) 作曲の小松耕輔先生は1884・明治17年秋田県生まれの作曲家。日本初のオペラ「羽衣」の作曲者として著名です。
|
国分操子 作詞 大山たま 作曲 |
||
|
花はうるはしき 錦を織りて 式場を飾り 鳥は楽しき 楽を奏して 祝意をあらはす 思へばうれしき 卒業式よ 長き年月 恩師益友 我を教へ 我を励まし 人の踏む道 讀み書く業 裁ち縫う術さへ 習ひ得て 今日の筵に 連なる我等 |
學びの庭を 今日より出でて 浮世の海の 初航海に のぼらん我等 よしや浪風 荒れん瀬に會うも 年頃日頃 いとねんごろの 師の御教へを 磁石と頼み 正しき道を 進みて行かば 何か恐れん たつ浪吹く風 あな面白や あなうれしや 進め友どち |
|
| クリックするとお聞き頂けます |
「東京女学館卒業の歌」は高校三年生の3月、卒業式の直前に初めて教えられる、いわば女学館教育の最後の総仕上げに位置する歌です。明治45年に国語の国分操子先生が作詞、音楽の大山たま先生が作曲しました。当時、女学館ではこのお二方の先生によって、毎年新しい卒業の歌が作られていたいといいます。なかでもこの歌は特に当時の生徒たちに愛唱され、以来今日に至るまで歴代の卒業生に歌い継がれてきました。校歌が作られたのが昭和23年ですから、それ以前の卒業生にとって、女学館時代を懐かしむ象徴としての歌はこの曲だったのです。同窓会の「白菊会」でも、あるご年齢以上の集まりでは、現在の校歌ではなく、「卒業の歌」が歌われるそうですし、毎年の白菊会総会でも、必ず歌われています。

