行事報告~高二能楽鑑賞教室~

2019.07.01

6月27日(木)、国立能楽堂で開催されている能楽鑑賞教室に高校二年生が参加してきました。

演目は狂言「文山立」と能「船弁慶」で、それぞれの作品のおもしろさを味わうことができました。また、上演に先立って行われた解説「能楽のたのしみ」では、能楽師の方のお話から能舞台や能面の構造など様々なお話を伺いました。

以下、生徒の感想をご覧ください。

 

6月27日、3時間目の授業終了後、私たちは能を見に国立能楽堂へ向かいました。能楽堂に着いてすぐ客席に入ると能舞台がありました。とてもシンプルな造りですが、昔の雰囲気を思わせる佇まいはまさに「静」そのもので、とても圧倒されました。

私達は「文山立」という狂言の演目と、「船弁慶」という能の演目を観ました。狂言はセリフや大きな動きだけで物語を表現します。登場人物の愉快な掛け合いには思わず笑ってしまいました。一方の能は、狂言とは打って変わって緊張感漂う雰囲気のなか舞踏と音楽を中心に物語が進みます。舞台がとてもシンプルで背景も変化することが無いので、情景描写の解釈が見る人の想像に委ねられているのが印象的でした。どちらの演目も異なる魅力があり、面白かったです。

また今回、二つの演目の前に能楽や作品の解説があり、その際に私は代表で舞台の上で能の所作の体験として基本の構えから歩き方、謡(うたい)を教えていただきました。独特の動きや発声は普段することが無いので難しかったですが、とても貴重な体験となり楽しかったです。

 

 

曇り空からぱらぱらと雨の降る梅雨の6月27日、私達高校二年生は能楽鑑賞のため、国立能楽堂へ足を運びました。

私は初めて能楽堂へ足を踏み入れました。通常の劇場と違い、舞台との距離が非常に近いと感じました。最初に能楽堂の方が舞台上で台詞や所作を交えながら、能楽の楽しみ方を解説してくださいました。その後、狂言の文山立、能の船弁慶を鑑賞しました。事前に演目のわかりやすい解説が載ったリーフレットをいただいたので、それを読んだり各自の椅子にあるモニターで字幕を選んで鑑賞できるなど、初めての鑑賞への手助けが様々にありました。

狂言の文山立は、二人の演者による掛け合いのみの演目です。続く能の演目は船弁慶です。狂言との大きな違いは能面をつけるということだと思いますが、演者の方皆がつけるわけではなく、主要な演者のみがつけます。能面をつけない演者の方も顔に表情を出すことがないのが能なのだそうです。能は想像するもの、と教えていただきました。喜怒哀楽を表情から読み取るというよりも、観る人がそれぞれ想像しながら、その想像を演者の方に投影して観るものなのかなと感じました。その想像は観る人によってそれぞれ違って、その違いが能の面白さなのかもしれません。

今まで歌舞伎やバレエなどを観てきましたが、狂言や能という日本古来の舞台を鑑賞する機会のおかげで、それぞれに違う楽しみ方があることを知りました。日本にあるこの芸能は誇らしい伝統の一つなのだと思います。こうしたきっかけから、伝統芸能に目を向けて、日本国内だけでなく海外にも伝えることができたら嬉しいです。