1学期終業式 苦難に立ち向かうために

2017.07.19

7月19日(水)中学校、高等学校の終業式が行われました。福原校長からは、苦難に立ち向かう術について訓話がありました。早実の清宮選手の話題から、かつて甲子園で5打席連続敬遠を経験した松井秀樹選手の話、新人賞受賞を機に上京したもののその後苦労を重ね諦めかけたときに踏ん張り、『ONE  PIECE』を書き上げた漫画家尾田栄一郎さんの話、毎日就寝前に部屋の畳が擦り切れるほどの素振りを続けた選手時代の王貞治さんの話など、さまざまな例を挙げ、不安や心配・苦難にどう立ち向かえばいいのか、諦めずに自分の中の芯を信じて努力を続けることの大切さが語られ、明日からの夏休み、自分の中の芯や型を見つける経験をぜひしてくださいというメッセージが送られました。

中2 華道体験~それぞれの華、それぞれの個性~

2017.07.11

6月の半ば、中2の各クラスは2時間ずつ華道体験を行いました。池坊の家元である卒業生にご来校いただき、実際に1人1人が花材を扱いながら花を生けることを通して精神の豊かさを身につけることを学びます。以下に、生徒の感想をご紹介いたします。

 

私はこれまで花の向きや茎の曲がり方、葉の個性などに注目することがありませんでした。しかし、花や葉はそれぞれ違う姿をしていました。今回はそれをどのように生かすのかよく考えることができました。作った生け花は「昼寝」をイメージしました。それは、ゴットの模様から葉の間からもれる光を連想したからです。また、黄色いガーベラは太陽のように見えました。すべてを正面から見ると林を下から見上げたようにしたくて、「こんな場所で寝られたら落ち着くだろうな」と思って自分なりに工夫をしました。空間のつくりかたを先生から習い、さらにイメージを広げることができました。最後に先生から手直しをしていただき、私の考えていた通りのお花を完成することができました。

 

今週の華たより②

2017.07.09

こんにちは。華道部です。

今週の作品は、第四応用立真型・盛花という基本立真型の真・副・控の副を取り去ったもので生けました。真と控のみなのでとても簡単で軽快なのが特徴です。

高校2年生が生けた作品がこちらです。花と錦木とバラを使って生けました。最近は自由花を生けることが多かったので、久しぶりにシンプルな作品を生けることができ、改めて良いなと感じました。

これからも華道の魅力を伝えられるように頑張ります。

卒業生の活躍

2017.07.07

2015年度の卒業生西野成美さんの論文「随所に見るKの息吹『こころ』Kに関する一考察』が早稲田現代文学研究に掲載されました。母校を訪れてくれた西野さんにお話を伺いました。

 

Q 大学一年生での論文掲載は異例の快挙と思われますが、経緯をお話しいただけますか?

A 一年次の必修の授業で、夏目漱石の著作に関するレポートを課されたのがきっかけです。提出したレポートを教授が授業内で取り上げて下さった上、「内容が面白いから僕の所属する学会に出してみないか」と勧めて下さり、レポートを論文として発表することになりました。内容を膨らませたり査読(学会誌に発表する価値があるかどうか審査することです)があって緊張したりと大変な毎日でしたが、助教や大学院の先輩などに指導していただいた結果、何とか論文として形にすることができました。

Q すぐれた先生や尊敬できる先輩との出会いがあったのですね。執筆や発表に際してどのような発見やおもしろさがありましたか?

A 本当にたくさんの方々にサポートしていただいて完成した論文なので、心から感謝しています。実は大学に入って初めて書いたレポートが論文になるということでしたので、執筆はかなり大変でした。ですが毎週のように図書館へ行き、何十冊もの文献に触れる中で、研究者たちの様々な視点を学ぶことができました。もともと読書は大好きなのですが、研究論文や評論といったジャンルの本にも魅力が詰まっていることを発見できたと思います。

Q 女学館でのどんな学びが今の自分を支えていると思いますか?

A 私は国際学級出身なのですが、日本語でさえ扱うのが難しいテーマを英語で扱う機会があり、そのようなテーマについて自分の意見を書く時は常に”more specific(もっと詳しく)”と言われていました。6年間それをやりつづけるのは帰国子女でない私にとってはかなり辛かったのですが、今では納得のいくまで妥協せずに探求しつづけていくことの原動力になっているなと感じます。また、部活や委員会活動を学業と両立してやってきたことで身についた継続力と粘り強さが、大学一年で急に論文を書くことになっても諦めずやり遂げられた要因になっているのではないかと思います。

Q 大学入学後、印象に残った体験をご紹介ください。

A 様々なイベントを経験した中で一つ挙げるのは難しいのですが、最も印象的だったのは5月に行われた「本庄―早稲田100キロハイク」です。部活を引退してから3年経ち、衰えた体を再度奮い立たせようと臨んだのですが、100キロ(実は125キロです)という途方もない距離を二日間で歩き切るのはやはり無謀で過酷でした…。ですが厳しい暑さと絶望感を味わったあと、ゴールの大隈講堂に辿り着いた時の達成感は言葉では表しきれないものでした。人生で初めて、自分の限界を超える経験をしたと思います。

Q 後輩へのメッセージをお願いします。

A 皆さんに伝えたいことは一つだけです。それは、今の自分の能力よりも少し高いレベルのものにチャレンジしてほしいということです。達成できたら自分を褒め称えられるし、失敗してもそこまでの挑戦の過程で自身の成長を実感できるからです。勉強でも、スポーツでも構いません。こんなことを言っている私自身、挑戦するときは怖いし後悔することもあります(100キロハイクのように…)。でも挑戦する気持ちを持ち続けていれば自分を応援してくれる人が必ずいるので、少し難しいことに積極的に取り組んで自分を高めていってもらえたらいいなと思います。後輩の皆さんのご活躍をお祈りしています。

国際的視野の育成  ~ボストンからの留学生~

2017.07.01

今年も6月の2週間、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン郊外のデーナ・ホール・スクールから、2名の留学生が女学館に来校し、高一と高二の国際コースのクラスに所属し、生徒たちと共に授業を受けました。互いに知的好奇心をいっぱいに開花させ、刺激を与え合い、クラスメイトとして絆を結びました。留学生からのメッセージを原文と訳文でご紹介します。

Being my first time to visit Japan- often defined to foreigners as a place with so many rules – I was extremely nervous and had no idea what to expect. What I was greeted with, though, was a kind community of people who were patient and kind as I tried to learn more about Japanese culture. I received advice on how to act in Japan from my classmates, other students helping me learn the Japanese language, and everyone cheering me along the way. Every class at TJK has its own personality to it, I think a word to stand for all of the school’s students is “caring.” The students care about their studies, care towards their friends, and the school puts great care into keeping both Japanese and TJK traditions alive. I could have gone on an exchange to any Japanese school throughout the country. But the people here are irreplaceable and I can say with certainty that I would not have learned as much about Japanese school life and culture without them.

多くの厳しいルールがあるという日本を初めて訪問することで極度に緊張し不安だった私を迎えてくれたのは、優しく親切な人々のコミュニティーで、私が日本の文化を学ぼうとするのを助けてくれました。クラスメイト達は日本での過ごし方をアドバイスしてくれ、日本語を教えてくれる人もいたり、そして皆が今日まで励まし支えてくれました。クラスごとにそれぞれの個性・カラーがありましたが、この学校のどの生徒達にも共通して言えることは「思いやりがある」ことです。皆が、友達を思いやり、勉強を大事にしています。学校全体が、日本と東京女学館の伝統をとても大切にしていることを感じました。彼らのお陰で、日本の学校生活と文化を体験し、多くのことを学ぶことが出来、かけがえのいない経験となりました。

 

I’ve had a great experience during my stay at TJK. The students and teachers helped me a lot when I needed them. Also, my classmates were so kind to me and assisted me to adjust to the new environment. I’ve learned so much at TJK. It was not only finding the differences between American style education system and Japanese style education system, but also realizing the importance of teamwork and good manners. From English classes to the flower arrangement class, everything is so well organized here. Additionally, I’ve tried many new things and experienced many “First-times.” Going to a Noh play with my classmates, attending different classes, wearing yukata and so much more. Lastly, I want to say “thank you” to the students and teachers who helped me feel comfortable at TJK, and my warm host families who made me feel like home. You made my days for the past two weeks. Most importantly, I’m glad to be here and find a group of people that I know I can rely on and to be friends with. I will never forget this experience.

東京女学館での滞在は私にとって素晴らしい経験となりました。困った時には皆が助けてくれ、特にクラスメイト達は私が新しい環境に慣れるためにとても親切にしてくれました。アメリカと日本の教育システムの違いが分かっただけではなく、チームワークと礼儀の大切さに気付くことが出来ました。ここでは授業から華道体験まで、様々なことがきちんと丁寧に構成されています。日本での授業や能楽鑑賞、浴衣の試着など、沢山の初めての経験をすることも出来ました。最後に、この2週間、私が快適に過ごせるよう気遣って下さった生徒の皆さんや先生方、まるで自分の家にいるように感じさせ受け入れて下さった温かいホストファミリー、皆さんに感謝しています。ここに来られて多くの人に出会えたことを、本当に嬉しく思っています。一生忘れられない経験となりました。

 

バドミントン部の活躍

2017.06.30

6月18日(日)に行われました渋谷区中学校バドミントン夏季大会、団体戦において本校の中3・中2の生徒5名が見事優勝をしました。また、6月25日(日)には同大会個人ダブルスの部において、本校の中3の生徒2名が1位を獲得しました。団体戦・個人ダブルスともに、7月に行われるブロック大会に出場します。ブロック大会突破、都大会出場にむけて、これからもバドミントン部の活躍にご期待ください。

出場生徒の感想①・・・この夏季大会は私たち中3にとっては最後の試合、つまり引退試合でした。1週目に団体戦、翌週には個人戦という日程で行われた今大会、中3全員がそれぞれ強い思いを持って試合に臨みました。団体戦は、前の大会では2位だったため、その雪辱戦となりました。結果は優勝で、嬉しさと感動で涙がとまりませんでした。個人ダブルス戦では、私たちのペアは決勝まで進むことができました。他の負けてしまった中3の分も頑張り、1位になろう!という思いで試合に挑みました。結果は勝利を掴むことができ、1位を獲得しました。こちらも嬉し泣きしました。団体戦も個人ダブルスも渋谷区の代表としてブロック大会に出場します。バドミントン部全員の思いを背負って、初の都大会出場を目指して頑張ります!

出場生徒の感想②・・・今回の夏季大会が私たち中3にとっては引退試合でした。部活動の練習では、新入生の基礎練習と自分たちの試合対策を同時に行うなど苦労する部分もありましたが、先輩や顧問の先生、コーチなどの協力で充実した練習ができていました。団体戦は、このメンバーで戦える最後のチャンスということもあり、前回よりも緊張していました。しかし、試合ではとてもリラックスができ自分たちのベストを尽くすことができました。個人ダブルス戦は、当日までのコンディションが2人ともあまり良くなかったので直前まで不安でしたが、試合が始まると集中して挑むことができました。次につながる大切な試合でしたが、仲間の応援や先生方の支えで1位通過することができました。次のブロック大会も充実した試合にしたいです。

    

高2 能楽鑑賞教室 (於 国立能楽堂)

2017.06.29

6月23日(金)高2は3限まで授業の後、国立能楽堂へ能楽鑑賞に行ってきました。高1での歌舞伎鑑賞(国立劇場)に続いて、今回は能楽鑑賞教室で演目は狂言の「附子(ぶす)」と能の「黒塚」です。また、それに先立ち、能楽師の方が説明をしてくださる「能楽のみかた」の時間もありました。本校の生徒も2名舞台に上げていただき、貴重な体験をすることができました。

通常のホールとは大きく趣の異なる能楽堂のたたずまいに皆感激し、また、あらすじも十分理解して臨んだ初めての能は、思った以上に刺激的で面白く、見終わってからも数々の場面が強く心に残りました。今回、アメリカからの短期留学生も一緒に鑑賞でき、大変喜んでくれていました。

以下、生徒の感想です。

高校文化委員長・・・人生で初めての能楽堂はとても新鮮でした。屋内にもかかわらず屋根があるという独特な舞台の構造や遠近法には、日本の伝統を感じることができました。私が今回、狂言「附子」、能「黒塚」に共通して感心したのは音の反響です。演者の力強い声や楽器の音色はもちろんですが、衣装の着物の裾が擦れる音や足踏みする音など、能楽でしか聞くことのできないような音は特に静寂の中で際立って聞こえ、その一つ一つに意味があるように思いました。また、舞台芸術というのはどれも「生(なま)」ですが、能楽の「生」は、舞台装置がないからこそいかに観客にリアルな場面・状況を想像させその世界に入り込ませるかという、考えてみればリスキーな挑戦をしているように感じます。しかし、だからこそ、観客や演者自身は能楽に魅力を見いだすことができるのでしょう。今回の観劇は本当にいい経験になりました。

高校文化委員副委員長・・・昨年の歌舞伎に続き、人生初の能鑑賞でした。能楽は退屈なのではないかと思っていましたが、狂言などクスッと笑えるところもあり、見ていてとても楽しかったです。また、最初の能楽師の方が教えてくださったことを踏まえて舞台を見ると、より興味が湧きました。舞台と客席との距離が思っていたよりも近くて、初めての能をとても恵まれた環境で鑑賞できて良かったです。これから私たちは日本の伝統文化を守り、海外の人にも自信を持ってそれを伝えられるようになるべきだと思いました。なかなか自分では見に行かないので、この機会に貴重な経験ができてとても良かったです。

舞台に立った生徒①・・・私は昔から舞台鑑賞が好きで、数々の舞台を観てきました。しかし能は初めてでした。能鑑賞を終えて、なぜ今まで能を観なかったのだろうと思うほど感動しました。笛や小鼓、大鼓、太鼓に合わせて演者さんが面をかけて演じていて、面をかけている方は表情が見えません。そのため動作や顔の角度で感情を表さなければいけないので、一瞬も見逃すことができず、食い入るように観ていました。そして今回このような素晴らしい舞台に立たせていただいたと思うだけで、今も手が震えてしまいます。舞台に向かうときに演者さん方の楽屋を通り衣装などが掛けられているのを近くで見ることができました。みなさん笑顔で会釈してくださり、舞台に立つことへの不安な気持ちはすぐになくなりました。また、舞台に立った瞬間、日本の古い文化を感じました。本舞台の奥の鏡板に描かれている松の絵を目の前にした時、自分が本当に能の舞台に立っていると実感が湧き、より一層緊張しました。しかし、客席からの笑い声や拍手を受けると嬉しかったです。この貴重な体験をさせていただけたことに感謝を忘れず、また能を観に行きたいと思います。

舞台に立った生徒②・・・私は、能体験で国立能楽堂という素晴らしい舞台に立つことができ、とても嬉しかったです。当日、案内された楽屋はとても広く、出演者の方々をたくさん見ることができました。本番、あの舞台からみた景色は素晴らしく、客席のみんなの顔などもよく見えました。また足袋を履かせていただきましたが、床がスベスベなので歩くのも大変でした。舞台ではとても緊張しましたが、すり足や泣くしぐさなどもやってみて、演じている人のすごさを感じました。またその後に観た能は一層おもしろかったです。一生に一度の貴重な経験ができました。ありがとうございました!

 

 

 

 

 

中1学習サポート 卒業生による質問教室

2017.06.28

期末試験まであと一週間となった6月27日(火)放課後、進路指導部主催の中1学習サポートが行われ、50名程が集まりました。卒業生3名が来校し、中1の質問に個別に対応しながら、皆で試験勉強に励みました。各教科について自主的に問題を解いては、つまずくと随時先輩の待ちかまえる質問机に向かい、積極的に質問していました。先輩方は簡単に答えを教えるのではなく、自力で解くこつを教え導いてくれていました。

   

 

高一課題研究小論文 一斉指導

2017.06.24

女学館では、高一で全員が一年をかけて課題研究小論文の作成に取り組みます。各自が興味関心のあるテーマを選び、参考文献を読み考察を深め、構成を組み3000字以上の論文を書き上げていきます。

5月中旬 研究テーマ選び

5月下旬 指導教員発表。研究計画表、構成表提出。

6月上旬 研究テーマ決定。個別指導。

6月中旬 第一回一斉面談。

夏休み  下書きの作成。

9月上旬 下書きの提出。個別指導。

6月21日には第1回の一斉指導が行われました。全教員が指導にあたり、高一の3~4名の生徒に対して一人の指導教員がつきます。グループで互いのテーマを紹介し合った後、担当教員との個別面接で、参考文献を参照しながら論文の構成について確認し、夏休みの研究計画について指針を定めました。

問題発見能力、表現力、論理的思考力を鍛える本格的な取り組みで、優秀作は年度末に冊子にまとめられ、パワーポイントを用いてプレゼンテーションも実施されます。先生や友達と討議を重ね、より深い考察になるよう練り上げていきます。