国際的視野の育成  ~ボストンからの留学生~

2017.07.01

今年も6月の2週間、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン郊外のデーナ・ホール・スクールから、2名の留学生が女学館に来校し、高一と高二の国際コースのクラスに所属し、生徒たちと共に授業を受けました。互いに知的好奇心をいっぱいに開花させ、刺激を与え合い、クラスメイトとして絆を結びました。留学生からのメッセージを原文と訳文でご紹介します。

Being my first time to visit Japan- often defined to foreigners as a place with so many rules – I was extremely nervous and had no idea what to expect. What I was greeted with, though, was a kind community of people who were patient and kind as I tried to learn more about Japanese culture. I received advice on how to act in Japan from my classmates, other students helping me learn the Japanese language, and everyone cheering me along the way. Every class at TJK has its own personality to it, I think a word to stand for all of the school’s students is “caring.” The students care about their studies, care towards their friends, and the school puts great care into keeping both Japanese and TJK traditions alive. I could have gone on an exchange to any Japanese school throughout the country. But the people here are irreplaceable and I can say with certainty that I would not have learned as much about Japanese school life and culture without them.

多くの厳しいルールがあるという日本を初めて訪問することで極度に緊張し不安だった私を迎えてくれたのは、優しく親切な人々のコミュニティーで、私が日本の文化を学ぼうとするのを助けてくれました。クラスメイト達は日本での過ごし方をアドバイスしてくれ、日本語を教えてくれる人もいたり、そして皆が今日まで励まし支えてくれました。クラスごとにそれぞれの個性・カラーがありましたが、この学校のどの生徒達にも共通して言えることは「思いやりがある」ことです。皆が、友達を思いやり、勉強を大事にしています。学校全体が、日本と東京女学館の伝統をとても大切にしていることを感じました。彼らのお陰で、日本の学校生活と文化を体験し、多くのことを学ぶことが出来、かけがえのいない経験となりました。

 

I’ve had a great experience during my stay at TJK. The students and teachers helped me a lot when I needed them. Also, my classmates were so kind to me and assisted me to adjust to the new environment. I’ve learned so much at TJK. It was not only finding the differences between American style education system and Japanese style education system, but also realizing the importance of teamwork and good manners. From English classes to the flower arrangement class, everything is so well organized here. Additionally, I’ve tried many new things and experienced many “First-times.” Going to a Noh play with my classmates, attending different classes, wearing yukata and so much more. Lastly, I want to say “thank you” to the students and teachers who helped me feel comfortable at TJK, and my warm host families who made me feel like home. You made my days for the past two weeks. Most importantly, I’m glad to be here and find a group of people that I know I can rely on and to be friends with. I will never forget this experience.

東京女学館での滞在は私にとって素晴らしい経験となりました。困った時には皆が助けてくれ、特にクラスメイト達は私が新しい環境に慣れるためにとても親切にしてくれました。アメリカと日本の教育システムの違いが分かっただけではなく、チームワークと礼儀の大切さに気付くことが出来ました。ここでは授業から華道体験まで、様々なことがきちんと丁寧に構成されています。日本での授業や能楽鑑賞、浴衣の試着など、沢山の初めての経験をすることも出来ました。最後に、この2週間、私が快適に過ごせるよう気遣って下さった生徒の皆さんや先生方、まるで自分の家にいるように感じさせ受け入れて下さった温かいホストファミリー、皆さんに感謝しています。ここに来られて多くの人に出会えたことを、本当に嬉しく思っています。一生忘れられない経験となりました。

 

バドミントン部の活躍

2017.06.30

6月18日(日)に行われました渋谷区中学校バドミントン夏季大会、団体戦において本校の中3・中2の生徒5名が見事優勝をしました。また、6月25日(日)には同大会個人ダブルスの部において、本校の中3の生徒2名が1位を獲得しました。団体戦・個人ダブルスともに、7月に行われるブロック大会に出場します。ブロック大会突破、都大会出場にむけて、これからもバドミントン部の活躍にご期待ください。

出場生徒の感想①・・・この夏季大会は私たち中3にとっては最後の試合、つまり引退試合でした。1週目に団体戦、翌週には個人戦という日程で行われた今大会、中3全員がそれぞれ強い思いを持って試合に臨みました。団体戦は、前の大会では2位だったため、その雪辱戦となりました。結果は優勝で、嬉しさと感動で涙がとまりませんでした。個人ダブルス戦では、私たちのペアは決勝まで進むことができました。他の負けてしまった中3の分も頑張り、1位になろう!という思いで試合に挑みました。結果は勝利を掴むことができ、1位を獲得しました。こちらも嬉し泣きしました。団体戦も個人ダブルスも渋谷区の代表としてブロック大会に出場します。バドミントン部全員の思いを背負って、初の都大会出場を目指して頑張ります!

出場生徒の感想②・・・今回の夏季大会が私たち中3にとっては引退試合でした。部活動の練習では、新入生の基礎練習と自分たちの試合対策を同時に行うなど苦労する部分もありましたが、先輩や顧問の先生、コーチなどの協力で充実した練習ができていました。団体戦は、このメンバーで戦える最後のチャンスということもあり、前回よりも緊張していました。しかし、試合ではとてもリラックスができ自分たちのベストを尽くすことができました。個人ダブルス戦は、当日までのコンディションが2人ともあまり良くなかったので直前まで不安でしたが、試合が始まると集中して挑むことができました。次につながる大切な試合でしたが、仲間の応援や先生方の支えで1位通過することができました。次のブロック大会も充実した試合にしたいです。

    

高2 能楽鑑賞教室 (於 国立能楽堂)

2017.06.29

6月23日(金)高2は3限まで授業の後、国立能楽堂へ能楽鑑賞に行ってきました。高1での歌舞伎鑑賞(国立劇場)に続いて、今回は能楽鑑賞教室で演目は狂言の「附子(ぶす)」と能の「黒塚」です。また、それに先立ち、能楽師の方が説明をしてくださる「能楽のみかた」の時間もありました。本校の生徒も2名舞台に上げていただき、貴重な体験をすることができました。

通常のホールとは大きく趣の異なる能楽堂のたたずまいに皆感激し、また、あらすじも十分理解して臨んだ初めての能は、思った以上に刺激的で面白く、見終わってからも数々の場面が強く心に残りました。今回、アメリカからの短期留学生も一緒に鑑賞でき、大変喜んでくれていました。

以下、生徒の感想です。

高校文化委員長・・・人生で初めての能楽堂はとても新鮮でした。屋内にもかかわらず屋根があるという独特な舞台の構造や遠近法には、日本の伝統を感じることができました。私が今回、狂言「附子」、能「黒塚」に共通して感心したのは音の反響です。演者の力強い声や楽器の音色はもちろんですが、衣装の着物の裾が擦れる音や足踏みする音など、能楽でしか聞くことのできないような音は特に静寂の中で際立って聞こえ、その一つ一つに意味があるように思いました。また、舞台芸術というのはどれも「生(なま)」ですが、能楽の「生」は、舞台装置がないからこそいかに観客にリアルな場面・状況を想像させその世界に入り込ませるかという、考えてみればリスキーな挑戦をしているように感じます。しかし、だからこそ、観客や演者自身は能楽に魅力を見いだすことができるのでしょう。今回の観劇は本当にいい経験になりました。

高校文化委員副委員長・・・昨年の歌舞伎に続き、人生初の能鑑賞でした。能楽は退屈なのではないかと思っていましたが、狂言などクスッと笑えるところもあり、見ていてとても楽しかったです。また、最初の能楽師の方が教えてくださったことを踏まえて舞台を見ると、より興味が湧きました。舞台と客席との距離が思っていたよりも近くて、初めての能をとても恵まれた環境で鑑賞できて良かったです。これから私たちは日本の伝統文化を守り、海外の人にも自信を持ってそれを伝えられるようになるべきだと思いました。なかなか自分では見に行かないので、この機会に貴重な経験ができてとても良かったです。

舞台に立った生徒①・・・私は昔から舞台鑑賞が好きで、数々の舞台を観てきました。しかし能は初めてでした。能鑑賞を終えて、なぜ今まで能を観なかったのだろうと思うほど感動しました。笛や小鼓、大鼓、太鼓に合わせて演者さんが面をかけて演じていて、面をかけている方は表情が見えません。そのため動作や顔の角度で感情を表さなければいけないので、一瞬も見逃すことができず、食い入るように観ていました。そして今回このような素晴らしい舞台に立たせていただいたと思うだけで、今も手が震えてしまいます。舞台に向かうときに演者さん方の楽屋を通り衣装などが掛けられているのを近くで見ることができました。みなさん笑顔で会釈してくださり、舞台に立つことへの不安な気持ちはすぐになくなりました。また、舞台に立った瞬間、日本の古い文化を感じました。本舞台の奥の鏡板に描かれている松の絵を目の前にした時、自分が本当に能の舞台に立っていると実感が湧き、より一層緊張しました。しかし、客席からの笑い声や拍手を受けると嬉しかったです。この貴重な体験をさせていただけたことに感謝を忘れず、また能を観に行きたいと思います。

舞台に立った生徒②・・・私は、能体験で国立能楽堂という素晴らしい舞台に立つことができ、とても嬉しかったです。当日、案内された楽屋はとても広く、出演者の方々をたくさん見ることができました。本番、あの舞台からみた景色は素晴らしく、客席のみんなの顔などもよく見えました。また足袋を履かせていただきましたが、床がスベスベなので歩くのも大変でした。舞台ではとても緊張しましたが、すり足や泣くしぐさなどもやってみて、演じている人のすごさを感じました。またその後に観た能は一層おもしろかったです。一生に一度の貴重な経験ができました。ありがとうございました!

 

 

 

 

 

中1学習サポート 卒業生による質問教室

2017.06.28

期末試験まであと一週間となった6月27日(火)放課後、進路指導部主催の中1学習サポートが行われ、50名程が集まりました。卒業生3名が来校し、中1の質問に個別に対応しながら、皆で試験勉強に励みました。各教科について自主的に問題を解いては、つまずくと随時先輩の待ちかまえる質問机に向かい、積極的に質問していました。先輩方は簡単に答えを教えるのではなく、自力で解くこつを教え導いてくれていました。

   

 

高一課題研究小論文 一斉指導

2017.06.24

女学館では、高一で全員が一年をかけて課題研究小論文の作成に取り組みます。各自が興味関心のあるテーマを選び、参考文献を読み考察を深め、構成を組み3000字以上の論文を書き上げていきます。

5月中旬 研究テーマ選び

5月下旬 指導教員発表。研究計画表、構成表提出。

6月上旬 研究テーマ決定。個別指導。

6月中旬 第一回一斉面談。

夏休み  下書きの作成。

9月上旬 下書きの提出。個別指導。

6月21日には第1回の一斉指導が行われました。全教員が指導にあたり、高一の3~4名の生徒に対して一人の指導教員がつきます。グループで互いのテーマを紹介し合った後、担当教員との個別面接で、参考文献を参照しながら論文の構成について確認し、夏休みの研究計画について指針を定めました。

問題発見能力、表現力、論理的思考力を鍛える本格的な取り組みで、優秀作は年度末に冊子にまとめられ、パワーポイントを用いてプレゼンテーションも実施されます。先生や友達と討議を重ね、より深い考察になるよう練り上げていきます。

今週の華たより①

2017.06.22

こんにちは。華道部です。

私たち華道部は毎週木曜日に講師の先生をお招きして、活動しております。活動日は週に1日と少ないですが、日本の伝統文化に触れる貴重な機会となっています。入部すると1冊のテキストをいただき、2年間をかけて取り組みます。希望者は、テキストを終えるごとにお免状を取ることができます。

今週の作品は、自由花です。中学1年と、高校一年の部員が生けた作品がこちらです。

 

生けた部員(中学1年生)の感想…枝が堅く、思うような形にするのが難しかったけれでも、楽しく生けることができました。

これからも、華道の魅力をお伝えしていきたいと思います。

高1歓迎会が行われました

2017.06.20

6月14日(水)1限、講堂で高一歓迎会が行われました。企画運営にあたった高校文化委員会の委員長の感想をご紹介します。

4月から準備を始め、出演者オーディション、2回にわたるリハーサルを経て、高1歓迎会を無事に終えることができました。今年度の文化委員だからこそできるものを目指して、企画運営をしてきました。いかに、視覚的に楽しんでもらうか・・・そのために照明にはこだわりました。実際、会終了後には多くの人からお褒めの言葉をいただくことができ、本当に嬉しかったです。舞台裏からでも講堂内の盛り上がりは感じられ、歓声が上がるたびに達成感でいっぱいでした。この会に関わり協力して下さったすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました。

第1回オープンスクール ご来校の御礼

2017.06.17

6月17日(土)午後2時から第1回オープンスクールが行われました。好天に恵まれ、約900名の方にご来校いただきました。篤く御礼申し上げます。講堂での全体会は、生徒によるピアノ演奏、ドビュッシー作曲「アラベスク第1番」で幕を開けました。学校長からは、東京女学館の教育の根幹をなす生徒主体の行事運営、委員会や部活動の様子を是非ご覧くださいとの挨拶がありました。続いて高1生徒3名による本校の英語教育についてのプレゼンテーションが行われました。一般学級の英語・国際学級の英語・海外研修の3つのポイントについて自分達の感性と言葉で、真摯に伝えていました。最後はダンス部中3による演舞で、ぴったりと息の合ったチームワークを披露し、会場は大きな拍手に包まれました。その後、インタープリターやボランティア委員、生徒会の生徒たちによってご来校いただいた皆さまをご案内し、校内やグラウンドで活動する女学館生の様子をご見学いただきました。入試問題解説や様々な体験コーナーも盛況で、未来の女学館生の皆さんに本校の様子を深くご理解いただけたかと思います。第2回のオープンスクールは10月28日(土)午後2時から行われます。今回とは異なるプログラムも数多くご用意してお待ちしておりますので、皆さまお誘い合わせの上、是非ご来校ください。心よりお待ち申し上げております。

中1 スクールアイデンティティー

2017.06.17

中1は、合併教室にてスクールアイデンティティの授業を行いました。2回目となる今回は、白菊会(本校同窓会)理事長、常務理事をお迎えして、おふたりの女学館中高時代を振り返っていただきながら、当時と今の女学館の違いを、ユーモアも交えながらお話しいただきました。お話しを伺うことで、女学館の伝統やそこに関わった人々の思いを知ることとなり、生徒たちは女学館生としての誇りや自覚がいっそう深まっているようでした。

以下に生徒の感想を紹介いたします。

今とは違うところもありましたが、60年前から校則がほとんどかわっていないことに驚きました。家に帰ったら予習や復習をすることがとても大切なことだと思いました。卒業生の方々を見習って学校生活を送っていきたいです。お話しをうかがって、改めて女学館の歴史を知ることができました。本日はありがとうございました。

女学館は本当に古くから続く伝統を大切にしていると感じました。古いことを大切にし、そこから学べることを考え新しくなっていく、まさに温故知新だと思いました。今日白菊会の方が、本を読むこと、友達を大切にすることの2つを何度もおっしゃっていたので、重要なことだと思いました。この2つのことはしっかり守っていきたいです。