Discover F ーなぜ、F組は中3で全員でロミオとジュリエットを演じるのかー

2016.11.15

東京女学館には国際学級があるのをご存知ですか。この学級の生徒は、全員が帰国子女というわけではなく、半数以上は日本で育ってきた生徒で構成されています。独自の英語カリキュラムにより、実践的な高い英語運営能力を育成することが目標の同学級は、発足して13年になります。そんな国際学級の魅力を皆様にお伝えしたいという思いから、この度「Discover F」の連載をスタート致します。初回のテーマは「なぜ、F組は全員でロミオとジュリエットを演じるのか」です。国際学級主任のC.ブルネリ先生にお話を伺いました。

―――まず、「ロミオとジュリエット」の題材についてお聞かせください―――

アメリカでは8年生から9年生の生徒は母国語の授業の中でシェイクスピアを扱います。本校の国際学級のカリキュラムは、アメリカの現地校のものを参考にしているのですが、英文のレベルやその内容を考えた上で、中3で『ロミオとジュリエット』を扱い、さらに全員が出演する劇にしようと考えました。また、テーマ的にもちょうど同世代の若者のストーリーということで、生徒の心にも響くものがあります。ある場面でジュリエットが下した決断が良かったのかどうかを考えたり、悲劇的な結末を迎えないような方法を考えたりすることは、豊かな心を育み、思考力を深めることにもつながります。

―――クラス全員がキャストとして出演するそうですね―――

クラス全員が何かしらの役に付きます。しかし、クラス人数の役40ほどの役があるわけではないので、シーンごとにその役のキャストが変わることもあります。照明や音響、ディレクターも生徒の仕事ですが、彼女たちもどこかのシーンでキャストとして演じます。事前の準備の中で、配役をめぐってクラス内での衝突が起きたり、本番になって緊張でセリフが飛んでしまい、恥ずかしい思いをしたりすることもあるかもしれません。しかし、そういった困難を乗り越えたり、クラス内の仲間と支え合ったりしていく中で、「inclusive leadership」の精神を育んでいきます。まさに、「inclusive leadership」を体現する大きなプロジェクトと言えます。

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―――10年の歴史の中の試行錯誤などあれば聞かせてください。―――

先日行われた記念祭で国際学級の3期生の卒業生が来校し、話をしていくうちに中3当時の「ロミオとジュリエット」の話題になり、「私たちのロミジュリは全部原文のセリフだったから大変だった!」と責められてしまいました(笑)。かつては、シェイクスピアの原書を使っていたのですが、今は「使える英語」を鍛えたいという思いもあり、現代英語版をベースにしつつ、有名なシーンでは原文のセリフを用いるように変わりました。しかし、現代英語版といっても、レベルとしてはアメリカの高校生向けのものですので簡単ではありません。このレベルを中1では英語学習の初心者だった人も含め、全員が読みこなします。また、原文を学ぶことは「教養」を高めるだけでなく、英語圏の人が敢えて古典的な言い回しにして表現している様子を理解することにも役立ちます。

―――最後に、「ロミオとジュリエット」を通して生徒たちは何を学ぶのでしょう?―――

全員で創意工夫をして一つの劇を作り上げるというのは本当に大変なことで、クラスが団結して困難を乗り越えたという経験は自分たちの自信を身につけさせることができます。英語力の伸長にとどまらず、人間として成長する行事となっています。

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入試説明会 ~ご来校の御礼~

2016.11.12

11月12日(土)10時より本校講堂で小学校六年生対象の入試説明会が行われました。予約3日で満員となった後、追加予約を受け付け、1200名を越える方にご予約をいただき、講堂の二階席までお入りいただきましたことを心よりお礼申し上げます。学校長より本校の教育方針についてご説明し、報道の光と影について調べパソコンのプレゼンソフトを用いて発表した中学校のアクティブラーニングを例に、東京女学館が130年近い伝統を守りつつ、今を生きる生徒たちがいきいきと能力を開花させる先進的な学びの場であることをご紹介しました。続いて、国語、算数、社会、理科の入試問題について、本校の出題のねらいと今年の問題傾向、学習のポイントを各教科主任よりお話しました。広報室長からは昨年から導入しているインターネット出願についてご説明しました。全体会終了後はご希望の方に校内見学の機会を設け、中1と中2の授業の様子をご覧いただきました。個別相談も実施し、国際学級の教育カリキュラムや帰国生入試、一般入試についても多数ご相談をいただきました。次回の学校説明会は12月22日(木)13時からで、今年度最後のものとなります。予約なしでご来校いただけ、例年生徒によるプレゼンテーションも行っておりますので、皆様是非お越しください。

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記念祭 ~優秀団体への表彰~

2016.11.11

11月9日(水)中学の講堂朝礼で記念祭で優秀な成績を修めた団体の表彰が行われました。

中2クラス発表 最優秀賞 中2C組 ヨーロッパの民族衣装の館

優秀賞 中2B組 ユーは何しにアフリカへ

ポスター賞   最優秀賞 高校英語部

中2の賞 中2B・中2C

また記念祭古本市では38200円の収益がありました。日本赤十字社を通して、熊本大地震の義援金として寄せられます。

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高校文化講演会 ~渋滞のサイエンス~

2016.11.08

11月2日(水)高校文化講演会が開かれました。本校では毎年記念祭行事の一つとして開催しています。今年度の講師は東京大学先端科学技術センター教授の西成活裕先生です。西成先生は、数理物理学がご専門ですが、その著作では、数学や物理学が生活の中でどのように活用されているのかを、高校生などに向けてわかりやすく解説なさっています。今回は「渋滞のサイエンス」と題してご講演くださいました。以下に高三の生徒の感想をご紹介いたします。

私は理系であるため、今回の講演に強い興味と関心を抱いて臨んだ。西成先生は登壇なさった瞬間から、明るくユーモア溢れる語り口で講堂の高校生全員の注目を惹きつけておられた。まず、渋滞は車だけが起こすのではないということを知って驚いた。経済におけるモノの流れも、私達の体内のタンパク質の流れも渋滞を引き起こす。一つの分野に限られるものではない渋滞。その実態も多種多様だ。けれども、先生はその渋滞の定義を定め、数学でシュミレーションし、そこから渋滞解消のための手段を発見されたという。そこに至るまでのプロセスをわかりやすく解説してくださった。本当に偉大な業績であるにも関わらず、先生から段階を追って説明していただくと、小さな積み重ねの先に転がっていた発見のように思えて、それがとても不思議だった。先生の謙虚なお人柄と、発見の真実が語られていたからだろう。先生は渋滞学の先駆者であり、だからこそのご苦労や、喜びがあったことも話され、とても共感できた。日本人は新しいことに懐疑的で、最初は「あんなものは研究ではない」とまで言われたが、それでも人々のためになると研究し続けたと語っておられた。近年、私達若者には未来の選択肢が無数に示されているように見えるが実はそれらは全て既存のものだ。先生のように柔軟な発想と先見性をもって、勇気を出して新しい扉へと一歩踏み出すのも大切なのではないかと思った。大変刺激的で深い思考を触発される貴重な機会となった。

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記念祭二日目 ~ご来場の御礼~

2016.11.07

11月6日(日)、爽やかな好天の下、記念祭二日目が開催されました。初日は約3400名、二日目は4400名、合わせて約8000名の方にご来場いただきました。心よりお礼申し上げます。中2のクラス発表、中3の平和展、高校生の有志発表、委員会の発表の他、校庭や体育館では運動部の招待試合、講堂や教室などで文化部の発表が行われ、記念祭の最後を飾る実行委員会主催の館祭も盛況のうちに幕を閉じました。入試相談のブースにも多数お越しいただき、ありがとうございました。11月12日(土)10時より、6年生対象の入試説明会が行われます。現在追加予約を受け付けております。是非お早めにお申し込みください。

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記念祭初日 ~Cherish 開幕~

2016.11.05

11月5日(土)創立128周年の記念式典に続いて、記念祭が始まりました。今年のテーマCherishには、「人やものを心を込めて大切にする」、「伝統を守りはぐくむ」といった意味が込められています。秋晴れの中、多くの方にご来校いただき、委員会、部活動、クラス発表などさまざまな場面で女学館生たちの日頃の活動の様子をご覧いただきました。心より御礼申し上げます。また、中学入試の個別相談会や学校紹介のビデオ上映会も行っておりますので、お気軽にお立ち寄りください。尚、明日は9時から開催いたします。

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いよいよ明日、記念祭 ~各発表のタイムテーブル~

2016.11.04

11月5日(土)6日(日)の128周年記念祭本番まであとわずかとなりました。私たち生徒一同は、この日のために力を合わせて準備を進めてまいりました。生徒一人一人の輝く姿をご覧いただければ光栄です。今年のテーマはCherishです。ぜひ、私達が大事にする東京女学館の伝統から未来へ成長していく力の結集をご覧ください。

高校生徒会長

以下が各発表のタイムテーブルとなります。入場はチケット制ですが、受験生と保護者の方は入り口で記帳の上、ご入場いただけます。皆様のお越しを学園一同心よりお待ちしております。写真は昨年の様子です。

平成28年度 東京女学館記念祭 タイムテーブル
第1体  第1体
11月5日(土) 11月6日(日)
中高バドミントン 12:00~14:00 バスケットボール 中9:30~/高10:50~
高校バレーボール 14:00~16:00 中学バレーボール 14:00~16:00
第2体  第2体
11月6日(日)
剣道部 9:00~12:00
卓球部 13:00~16:00
第3体  第3体
11月5日(土) 11月6日(日)
中学英語部 11:30~12:10 中学演劇部 10:00~11:10
中学演劇部 12:25~13:35 中学英語部 11:40~12:20
高校英語部 13:50~15:00 高校演劇部 12:50~14:00
高校演劇部 15:20~16:30 高校英語部 14:30~15:40
講堂  講堂
11月5日(土) 11月6日(日)
パフォーマンス部 11:40~12:10 箏曲部 9:30~10:20
高三音楽選択 12:30~13:30 ダンス部 10:40~11:40
合唱部 13:45~14:35 ギター部 12:00~12:50
ダンス部 15:00~16:00 オーケストラ部 13:25~14:15
館祭 14:45~16:00
校庭  校庭
11月5日(土) 11月6日(日)
テニス部 12:00~16:00 中学ソフト部 9:30~11:30
高校ソフト部 12:00~14:00
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冬休みの学習講座

2016.11.02

今年も冬休みの学習講座が開講されます。大学受験を控えた高校生が応用力を伸ばし、基礎固めをする中学生が知的好奇心を開花させるために、多彩な学習講座が用意されています。中3や高一から大学受験を視野に入れて難易度の高い講座を受講し、目標と自分の位置を確認して指針を得ることもできます。生徒は希望する講座を無料で受講することができます。

今期は30講座が開講され、550名が受講します。

◆学習講座

国語 数学 社会
中学ハイレベル現代文・古文 中1数学演習(基礎) 高二日本史問題演習
古典演習 中1数学演習(発展) 理科
現代文選択肢攻略演習評論編 中2数学演習 初めて受ける模試対策物理
現代文選択肢攻略演習小説編 中3数学演習(基礎~標準) やり直し有機化学
まだ間に合うセンター漢文 中3数学演習(標準~応用) やり直し理論化学
英語 センター試験 数学ⅠA演習 高二理系生物
中3英語総復習 センター試験 数学ⅡB演習 センター試験対策物理
英語センター試験対策講座 数列 漸化式の演習 『化学』センター試験対策Ⅰ
大学入試長文読解問題対策講座 センター試験直前対策 数ⅠA 『化学』センター試験対策Ⅱ
英語センター試験直前対策 センター試験直前対策 数ⅡB センター生物
数Ⅲ 問題演習 高三文系生物基礎

アンネのバラ委員会 映画上映会

2016.11.01

アンネのバラ委員会では、今年の記念祭で「子どもたちを救うために」というテーマで発表を行います。それに先駆けて、10月28日(金)、『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』という封切前の映画を上映させていただくことになり、鑑賞会を行いました。この映画は、第二次世界大戦開戦直前に、チェコスロバキアのユダヤ人の子供たちを救うためにイギリスに移送する「キンダートランスポート」を行ったニコラス・ウィントンという人物が主人公のドキュメンタリーです。当日は、上映前にまずマティ・ミナーチュ監督からアンネのバラ委員会に向けて、ビデオメッセージが流されました。そして配給会社エデン代表で映画評論家江戸木純氏の解説がありました。また本編上映後は、成城大学名誉教授で「キンダートランスポート」を研究なさっている木畑和子先生に、当時のユダヤ人たちが置かれていた状況など、歴史的な背景を解説していただきました。以下に生徒の感想をご紹介します。

 

この映画を見て、ニコラス・ウィントンさんが必死で子どもたちを助けようとしていたことを知りました。ニコラス・ウィントンさんが子どもたちを助けようと頑張っていた姿、子どもの親が子どもだけは何としても助けようとしていた姿がとても印象に残りました。子どもへの思いが強かったのだと感じました。また、ニコラス・ウィントンさんの精神が今もうけつがれているのはとてもすてきなことだな、と思いました。私は、この映画を見て、改めて人を助けることはとても良いことだな、と感じました。小さなことでも良いから、人を助けたり、笑顔にすることができたらいいなと思います。この映画をみることが出来てよかったです。(中3)

フェンシングのイギリス代表、そしてロンドン証券取引所の若き仲買人、そんなエリートのニコラス・ウィントンが、なぜ自ら危険を冒してまで、それまで縁もゆかりもない子どもたちを救おうとしたのか。これは、私が今回アンネのバラ委員会を通して、ニコラス・ウィントン、そしてキンダートランスポートの存在を知って以来、根本的な疑問であった。それがこの映画を見て、その疑問についての答えを得たような気がする。ニコラス・ウィントンに救われた子どもたちは、悲しい別れや異国での慣れない生活を経験しながら成長し、その後、世界各地へ拡散して大家族を営み、それぞれの分野で大きな活躍をしている。そして、その仕事の傍らで人々を救う様々な活動に携わっているのだ。ニコラス・ウィントンの小さな善意が、私たちの生きる“今”そして“未来”へとつながっている。ニコラス・ウィントンは、当時の暗い世界の中で、子どもたちに“未来”と“無限の可能性”を見出していたのではないだろうか。これが、私がこの映画を見て見出した答えだ。(高二)

 

『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』

11月26日(土)より全国一斉ロードショー  以下のURLは公式HPのものです。

http://nicholaswinton.jp/

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11月5日(土)6日(日)記念祭  銀座線の集中工事について

2016.10.31

来る11月5日(土)6日(日)には東京女学館中学校高等学校の創立128周年記念祭が開催されます。

チケット制となりますが、受験生とその保護者の方は入り口でご記帳の上、入場いただけます。皆様のご来校を学園一同心よりお待ちしております。

尚、両日とも、銀座線の渋谷駅移設にともなう線路切り換え工事のため、一部区間を運休し、折り返し運転が行われます。(表参道~青山一丁目間、溜池山王~浅草間で折返し運転を実施)

詳しくは下記のサイトをご参照ください。

http://www.tokyometro.jp/news/2016/156831.html