館長・校長からのご挨拶

館長・理事長 福原 孝明

東京女学館は、「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」を教育目標に掲げています。人としての品性を重んじながら、女子の特性を活かした女性リーダーシップ教育に力を入れ、国際社会で活躍できる女性の育成を目指すものです。本校で過ごす6年間で、主体的に誇りを持って生きる大切さと、多くの友達との出会いと感動を体験して、実り豊かな人生のスタートを切ってほしいと願っています。

21世紀に求められる人間の力とは、社会のどこにあっても人と人との関係を豊かに結び合わせ、人間相互の信頼を基によりよい社会をつくりあげていく力です。本校ではその力をインクルーシブ・リーダーシップとよび、教育によって形成されるものと考えています。

東京女学館では、「品性を高め、真剣に学べ」をモットーに、品性と学力を両輪とする全人的教育を行っています。品性とは、深い教養に裏づけられたものでなければなりません。全人的教育は学力の土台を広く厚くするものです。本校では、様々な学びの場を通して知性を磨き、真の教養を身につけられるよう導いています。

「最も多く生きた人とは、もっとも長く生きた人ではなく、生を最も多く感じた人である」と、ルソーは述べています。私たち東京女学館は、輝かしい青春の一時期を本校で学ばれるお嬢様一人ひとりが、落ち着いた学びの環境の下、有意義で充実した6年間を過ごし、大きく成長して、次のステージに羽ばたいていけるよう全力で支援することをお約束いたします。

 中学・高等学校 校長 渡部 さなえ

生きる力-変わらぬ理念と、新たな理想

 本校は、国を拓き近代化の礎となる女子の育成を志し1888年に創立されて以来、132年の間、日本の伝統文化を尊びながら世界に目を向けて、近代的で教養豊かな女子の育成に力を注いで参りました。

 どの時代においても、より善い社会と文化の基盤は、それを担う「人」にあり、人を養い育む基本は、家庭とここに学校教育が加わり様々な学びと経験を得ることで、より高い人格、他者を思う心、社会を視る目、自ら判断し行動する力が養われていきます。 東京女学館での6年間は、人としての核となるものを形成し、心身共の成長が図られる大きな意義を持つ時期となるものです。

 教育目標の『高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成』を基に、真剣に学び、考え、行動する生活を地道に続けていくことが生徒の人生を支え拓く「生きる力」となるよう、私たち教職員は力を尽くします。どうぞ東京女学館で過ごす貴重な学校生活の中で、「自らが真剣に向き合えるもの」を見つけてほしいと願っております。人や社会との繋がりに重きを置き、力を注いできた「インクルーシブリーダーシップ」すなわち、「一人のリーダーが牽引するのではなく、各々が主体的に課題を共有し、協働しながら課題解決に向けて集団全体を高めていく力」を促す教育を推進することで、生徒一人ひとりが内に秘めた多様な力とチャレンジする精神を大切にし、育んでまいります。

 大きな目標に向かって、誠実な心で、毎日の基本的な行いを一つ一つ積み上げていくことにより培われる人となりが、東京女学館のアイデンティティとして受け継がれ、様々な困難に直面した時にも主体的に考え粘り強く取り組み、より良い解決に導く力、すなわち「生きる力」となると考えています。

そして、生徒が卒業後も自ら壁を乗り越えていく女性に成長することを、私たちは全力で応援します。

東京女学館とは